9月20日(金)、フジ・スタートアップ・ベンチャーズ(FSV)として初となるイベント「FSV MEETUP 2013」を、お台場のフジテレビ球体展望室「はちたま」にて開催いたしました。

2013年1月に設立したフジ・スタートアップ・ベンチャーズ(FSV)のこれまでの投資先のご紹介、ならびに今後FSVが目指す方向性をITスタートアップおよびVC業界の方々と共有する場となりました。
6社のピッチコンテストでは、各社のサービスと連動した番組のアイデアおよびテレビ番組との親和性も審査対象といたしました。AWARD受賞企業には引き続き番組連動の機会を支援し、今後もメディア企業が運営するファンドならではの新たな試みに取り組んでいきます。
YJキャピタル株式会社取締役COO兼ヤフー株式会社執行役員ショッピングカンパニー長兼CFO室長 小澤隆生氏、MOVIDA JAPAN株式会社代表取締役社長兼CEO 孫泰蔵氏、株式会社gumi代表 國光宏尚氏、そして株式会社フジテレビジョン執行役員兼コンテンツ事業局長兼フジ・スタートアップ・ベンチャーズ 西渕憲司を合わせた計4名の審査員の前で、全6社各代表がプレゼンテーションを行いました。
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各チームの概要は以下のとおりとなります。
1. 「Pairy(ペアリー)」
株式会社 TIMERS CEO/Designer 高橋 才将カップルの本質は「思い出の共有」にあり、思い出を軸にしたコミュニケーションが必要だという考えから作られた、カップルが二人で作り上げるクローズドSNSアプリ。近況ではなく思い出を蓄積し共有する点で一般的なSNSとは異なる。
アプリ内では思い出の写真共有はもちろん、デートプランの共有や記念日のリマインド機能、メッセージ機能など、カップルのあらゆる共有に必要な機能が網羅されている。
連動番組のアイデアとしては「友達以上恋人未満限定!恋愛バラエティ」というもの。Pairyをダウンロードした上で小旅行をしてもらい、可視化された思い出から恋愛に発展するかを観察するといった内容が提案された。
2. 「BookLap(ブックラップ)」
株式会社Prosbee 代表取締役 笠井レオスペインのレアルマドリード、アメリカ、オーストラリアでのサッカー修行を経験しているという異色の経歴を持つ笠井氏が提供するのは、オンライン上で本を比較・購入する人たちのための、信頼性の高いブックレビューサービス。
実名性による信頼性だけでなくレビューの質の高さも担保するため、本の中の心に残ったフレーズを共有する機能がメインとなる。
フレーズの共有という機能は、オンライン上の既存ブックレビューにおいてフレーズを共有しているレビューの質が共通して高かったという調査結果から構想されている。
また、連動番組のアイデアとしては「埋もれた名言辞典」というもの。ゲストの著書から名言を集め、それをコンテンツとして共有するといった内容が提案された。
3. 「TRAPRO(トラプロ)」
株式会社リディラバ 代表取締役 安部敏樹社会問題をより身近にするべく、それらを知るプラットフォームおよび現場を体験するスタディツアーを提供するサービス。
既に50以上の社会問題に関するツアーや企画を実施しており、地域の課題から全国的な社会問題まで多様なテーマを扱うプラットフォームとなっている。
スマートフォンを用いてすきま時間にさまざまな情報に触れることができ、イベント情報や記事の更新も個人が行うことができるといった仕組み。
連動番組のアイデアとしては、ニュース番組などと連動することで社会問題を特集するコーナーにおいて視聴者にもレポートをしてもらうといった内容が提案された。
4. 「LIVING ROOOM(リビングルーム)」
株式会社トーキョーストーム 代表取締役 大沢香織子どもが家族の手伝いや勉強などのタスクを消化することで、自分の欲しいものが家に届くといった、子育て支援アプリ。
アプリ内では「リム」という仮想通貨を用いる。親がタスクごとに獲得リムを設定し、子どもはアプリからタスクを選んで実行することでリムが貯まるようになっている。あらかじめアプリから登録したほしい商品分のリムを達成すると、商品が届くという仕組み。
まだリリースはされていないものの、現在はユーザーテスト中ということでリリースに向けて準備が進められているとのこと。また、対象年齢は5〜10歳程度を想定している。
連動番組のアイデアとしては、おネエ系タレントが「ナニー」と呼ばれるイギリスのベビーシッターに扮し、子供のいる家庭に訪問し躾を教育をする番組が提案された。
5. 「TapTrip(タップトリップ)」
株式会社奇兵隊 代表取締役 阿部遼介「海外へ行けなくてもAndroidは持っている」という考え方から生み出された、238ヶ国約18万人のユーザーとコミュニケーションを取ることができるというアプリ。
写真と自動翻訳を使い、各国のユーザーが疑似ガイドとして他国の人々に紹介することができる。自動翻訳機能を搭載しているため言語の壁に捕われることのない疑似海外体験を実現している。また、一度交流をすると継続してコミュニケーションを取ることが可能。
ビジネスモデルとしては、紹介してくれたガイドに対してトラベラー(ユーザー)が仮想通過を払うことができる仕組みになっている。
連動番組のアイデアとしては「World Dictionary」というもの。たとえば「赤いものは?」と聞かれたときに各国で連想するものがどのように異なるのかを、TapTripを用いて調査するといった内容が提案された。
6. 「Gunosy(グノシー)」
株式会社Gunosy 代表取締役CEO 福島良典個人の興味をTwitter、Facebook、アンケート(SNS非利用者の場合)などから解析し、個人に最適化したニュースを配信する情報キュレーションサービス。
興味が多様化し、情報の生成者や編集者も多様化している近年において、個人の興味に関するトピックスはもっと触れやすいものとしてキュレーションされるべきという考えから作られている。
連動番組のアイデアとしては、数名の芸能人にあらかじめ一定期間使用してもらった上で共通の興味を当てるといった内容が提案された。
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審査の結果、AWARD受賞は株式会社TIMERSの「Pairy(ペアリー)」に決定しました。選出理由として株式会社フジテレビジョン 西渕より「テレビは感情のメディアであり、テレビ番組に必要なのは企画というより感情の発露のようなものだと思っています。そこに一番マッチしたのがPairyだと感じました。」とコメントをさせて頂きました。
また、今回審査員としてお越し頂いた小澤氏のユーモア溢れる数々のコメントに会場は大変盛り上がり、司会の笠井アナウンサーや西渕からの「かなりテレビ向きの方ですね。是非『とくダネ!』のコメンテーターとしてご出演頂きたいです」といったコメントに対し、より一層会場を盛り上げるといった形で応えて頂きました。
受賞した株式会社TIMERS「Pairy(ペアリー)」にはフジテレビにおける番組連動の機会を支援すると共に、その他副賞をお贈りしました。
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※Photo提供:増田真樹
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※フジスタートアップチャンネル(FSVCH)